しるみるでは、非電化工房製のCsK-3i という測定器を使用しています。
この測定器は、食品、土壌などに含まれる放射性物質をγ(ガンマ)線を測ることで測定します。
例えば、自然界にはK(カリウム)40という放射性物質が存在します。K40は私たちの体にも含まれる自然放射性物質です。
CsK-3iは、Cs(セシウム)137とCs(セシウム)134、そしてK40の放射能濃度がわかります。
CsK-3iという名前は、Cs(セシウム)K(カリウム)を3inchのヨウ化ナトリウムシンチレータで測るというのが由来だそうです。
● 測定の前に
しるみるでは、基本的に検体を持ち込みいただいて測定を行います。それは、測定した値だけでなく、放射線についての説明を直接お話できる機会を作りたいと考えているからです。測定には約1時間程度の時間をいただきます。その間、ご都合がよい方は放射線についての学習をしていただいたり、スタッフと話をしていただいたりすることができます。ご都合があわない方は後ほど測定結果をとりに来ていただくことも出来ます。
(測定精度によって測定時間が変わります、精度を求める方はご相談ください)
● 測定検体について
マリネリ容器に隙間無く詰めることができるものは何でも測定できます。
マリネリ容器とは、凹を上下逆さにした形のものです。1Lのマリネリ容器に隙間なくつめて測定しますので、普通の食品、飲料であれば1kgを少し超える程度をご用意いただきます。土壌の場合は比重が重いので、2kg程度ご用意ください。
また、検体は出来るだけ細かく切り刻んでご持参ください。
どうしても難しい場合などはご相談ください、しるみるでもミキサーなどは用意しています。
糞尿はお断りさせていただきます(衛生管理上スタッフが対応できかねます)。
基本的には食品、飲料、土壌などの測定が主ですので、もしそれ以外の検体の場合はご相談ください。
● 測定方法
① 測定検体を1L用意し、マリネリ容器につめます
(容器にしっかりと詰めることで測定精度が上がります)
② 検体の重量を測り、マリネリ容器を鉛で囲われたCSK-3iにセットします
③ CSK-3iにふたをし、測定を開始します
④ パソコンのソフト上に放射線のスペクトルが表示されます
約30分で測定が終わります
*測定精度によって測定時間が変わります、精度を求める方は測定時間を長くとります
⑤ 検体を取り出す(基本的に検体はお持ち帰りください)
*測定した検体は、測定前の状態とまったく変わりありません
*生ものなどは自己責任で処理(食べる、または捨てる)していただきますようお願いします
⑤ 結果を説明させていただき、測定結果をプリントしてお渡しします
● 測定結果について
お渡しする測定結果はご自由にお使いいただいて結構です。
会員の方は過去のしるみるのすべてのデータをご覧いただけます。
必要な方はプリントしてお渡ししますが、ご自分の測定結果以外の公表は控えていただきますようお願いします。
● 測定料金
1検体 1,500円
*より広く気軽に利用していただくため、会員制度を撤廃し、料金を値下げして一律価格にしました。どなたでもご利用いただけます。
*現会員の皆様は、1検体無料測定券の期限を1年延長いたしますので、会員登録時にお渡しした無料測定券をご呈示ください。
● 測定精度
5Bq/kgの下限値(測定する検体と測定時間により変動します、ご了承ください)
*セシウム137,134それぞれの下限値が5Bq/kgとなります。
精度を求められる方は時間がかかりますので、事前にお伝え下さい。
● 開所日
基本的には月・土に開所しております。
予約いただく時には以下の時間帯を参照ください。
・10:30〜12:00 午前
・13:00〜14:30 午後1
・15:00〜16:30 午後2
・17:00〜18:30 午後3
開所日のページを新たに作成しました。
開所日でない日の測定も、スタッフの予定があえば可能です。
全て予約制となっておりますので、下記連絡先までご予約をよろしくお願いします。
● ご予約方法
電話、メールでご予約ください。
電 話:0595-67-0155(ハラペコあおむしにつながります、しるみるの件とお伝えください)
メール:nabari.sirumiru@gmail.com(@を半角に変換してください)
*ご予約がない直接持ち込みの場合、長時間お待ちいただいたりその日に測定ができないことがございます。ご了承ください。